家族の祭り A family’s festival

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家族の祭りの意義
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『わがくには 神のすゑなり神まつる
 昔のてぶり わするなよゆめ』

【明治天皇御製】

私たち日の本の国は正に“神の国”であり、神さまは山や海、草木花、大自然のあらゆる‘生きとしいけるもの’に宿っています。それらは皆、神さまの美しい創造の表現であり、中でも我々人間は神の直接的な分霊を有する存在です。

近年、敬神崇祖(神を敬い祖先を崇める)の心がおろそかになり、自然界と人間の調和が崩れ、災害や人為事件、家庭崩壊、性の氾濫、等々大きな歪が表れてきています。

この歪を修正し、安心して暮らせる本来の美しい地球を取り戻す為には、我々の祖先が太古より美しい国土に脈々と受け継ぎ育まれてきた“神祭り”の他ありません。
日本の神祭りは宗教の異同を超越した自然の精神文化です。ぜひとも家庭の祭りの大切さを再認識し、ご家族で手を合わせて下さい。その祈りは必ず地球に波及していき、家庭の幸福に繋がっていきます。

◆ 家族みんなでお参りしましょう!

お父さん、あるいはお母さんが毎朝、家族を代表して神棚まつりと祖先まつりを行い、
家族が今日一日、無事に過ごせますようにとお参りします。
このとき、家族が揃ってお参りできればよいのですが、
あわただしい朝に、そうした時間が持てないこともあるでしょう。

そのようなときは、出かける前に、家族それぞれが神棚と御霊舎をお参りするようにしましょう。そして、帰宅時や就寝前にも、神棚と御霊舎にお参りします。家族で交わす「いってきます」、「ただいま」、「おやすみなさい」の挨拶を、神棚と御霊舎におまつりしている神さまやご祖先に申し上げ、祈りと感謝を捧げるのです。

こうした毎日のお参りを通じて、自分のことだけでなく、家族それぞれのことを願って神棚や御霊舎に手を合わせている自分に気づくはずです。おそらく家族全員が、同様の思いで手を合わせているのでしょう。

そんなときに、互いに思いやり、いたわり合う家族の絆を、
そして家庭のあたたかさ、大切さを感じるのではないでしょうか。

一日のわずかな時間、家族みんなが神棚と御霊舎に手を合わせ、
家族の絆と生命のつながりを実感する、そんな家庭ってすばらしいと思いませんか。

毎日の祭り

おまつりは毎日欠かさず行いましょう

家庭のまつりは、なるべく毎日欠かさず行います。
毎朝、食事の前に洗面し口をすすいだ後に、まず神饌を整えます。

毎日お供えするものは、お米、お塩、お水の3品です。
榊立の水を取り替え、燈明がある場合にはこれをともし、神棚と御霊舎に
それぞれ神饌をお供えして、先に神棚まつりを、次に祖先まつりを行います。

お正月や毎月一日、家族の記念日などには、
お米、お塩、お水、お酒のほかに魚や野菜、果物をお供えしましょう。

又、季節の初物やいただき物なども、先ず神様にお供えします。
私たちが特別の日に、御馳走でお祝いをするのと同様、こうした日には特別におまつりします。
神饌はおまつりの後に、おさがりとして家族みんなでいただきます。

● 毎日のお供えがご無理であれば、毎月の1日や15日に行いましょう。

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【神饌(お供え)の例】

宮形と御霊舎

家庭のまつりを行う場所が決まりましたら、神棚まつりに必要な宮形を用意します。

宮形は、御神札をお納めするためのものです。
宮形の形や大きさは様々ですが、
おまつりする場所(棚を吊る場合は棚の大きさ)を考えて適当なものを選びます。

祖先まつりには、御霊舎を用意します。
御霊舎は、祖先の霊が鎮まる霊璽をお納めするものです。
宮形も御霊舎も、神社でお祓いしたものをお頒けしていますので、
近くの神社にお尋ねください。

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神棚と御霊舎を同じ場所におまつりする場合は、宮形と御霊舎の座位を考えて、
下図のように宮形と御霊舎を並べてすえます。

宮形は御霊舎よりも少し高い位置におまつりします。

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御神札の納め方

神棚まつりを行う前に、神社でお受けした御神札(おふだ)を宮形にお納めします。

御神座の順位は、中央を最上位とし、次が向って右、その次が向って左になります。

三社造の宮形では、中央に私たちの総氏神さまである伊勢の神宮の神宮大麻を、向って右には氏神さまの御神札を、向って左には崇敬している神社の御神札をお納めします。

一社造の宮形の場合は、神宮大麻を一番手前に、
そのうしろに氏神さま、そのうしろに崇敬する神社の御神札を重ねてお納めします。

各地の神社にお参りした際にいただいた御神札も、
崇敬する神社の御神札のうしろに重ねておまつりします。

御神札の数が増えて、宮形にお納めすることができなくなったときは、
宮形の横に丁寧に並べておまつりしましょう。

厄除け等の御祷祷の札や破魔天なども宮形の横におまつりすれば良いでしょう。

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必要な祭器具

家庭のまつりを行うにあたって用意するものに、

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1)注連縄(しめなわ)
2)紙垂(しで)
3)榊立(さかきたて)
4)瓶子(へいし)
5)水器(すいき)
6)平瓮(ひらか)
7)三方(さんぽう)又は折敷(おしき)
8)燈明(とうみょう)

などの家庭用祭器具があります。

注連縄は細いものを牛蒡注連(ごぼうじめ)、太いものを大根注連(だいこんじめ)と呼ぴ、稲藁を左綯にしたもので、これに四垂れ(または八垂れ)の紙垂を等間隔にはさみ込み、神棚の上部に取り付けます。ここが神聖な場所であることを示すものです。

紙垂は簡単に作れますので、汚れたり、破けたりしたときは取り替えましょう。また、注連縄は細い縄でもかまいません。

榊立は、神の宿る木、栄える木という意味をもつ榊を立てるためのものです。豊かな緑は、みずみずしい生命感にあふれて、神霊の宿る場所にふさわしいものです。地方によっては、樫、松、杉などを用いることもありますが、常に青々とした常緑樹を神棚や御霊舎の前に立てておくよう心掛けましょう。

紙垂のつくり方
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1.
まず半紙を4つ切りにします。
次に左図のように縦に2つおりにします。
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2.
さらに4等分に折り目をつけ、
左図のように上下互い違いに3分の2まで切り込みます。
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3.
折り目のある1片を頭にして
残り3片を頭に手前に折り返します。
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4.
最後の片を折り終わったら、
頭を図のように小さく2つぐらいに折り曲げておきます。
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