備前國一宮 吉備津彦神社
御神刀『桃太郎祐定』(桃祐)
拝観期間のご案内
現在、岡山県立博物館において、当神社の御神刀『桃太郎祐定』(桃祐)を拝観いただけます。
添付チラシのテーマ展「奉納された刀と剣」としての展示はチラシ記載通りの令和8年7月26日(日)までですが、『桃太郎祐定』(桃祐)は、引き続き令和8年9月13日(日)まで拝観いただけます。
なお、現在岡山県立博物館では、令和8年7月30日(木)まで、展示替えを行っています。再び開館するのは、令和8年7月31日(金)9時からとなっております。ご注意ください。
また、休館日の情報などについても、岡山県立博物館ホームページなどでご確認の上、拝観いただきますようお願いいたします。
詳細は岡山県立博物館へお問合せください。
この機に、より多くの方に『桃太郎祐定』(桃祐)という一振りの御神刀を通じて、御神体山「吉備中山」奥宮磐座での大吉備津日子命の鎮護国家の祈りから始まる吉備和鉄文化、備前刀の歴史、数々の名刀を世に残した備前刀工の高い技術と誇り、そして御神刀に込められた祈りや思いを感じていただけましたら幸いです。
また、吉備津彦神社にお参りいただき、御祭神・大吉備津日子命のご神徳と大吉備津日子命に奉納された御神刀『桃太郎祐定』(桃祐)の御神威により皆様が幸せになられますことを心よりご祈願申し上げます。
備前國一宮 吉備津彦神社
御神刀『桃太郎祐定』(桃祐)とは
【銘】備前國長舩住人横山上野大掾藤原祐定
奉寄進於當國一宮大明神者也
寛文六丙午年正月十九日
【寸法】刃長 :120.3㎝ 反り:3.0㎝
元重ね:9.1mm 先幅:2.38㎝
元幅 :3.85㎝ 重量:1,800g
【時代】寛文6年 (1666)
岡山県指定重要文化財
備前國一宮 吉備津彦神社は、この地の信仰の原点であり中心である御神体山「吉備中山」、その山頂の奥宮磐座の東麓にご鎮座いたします。
吉備中山の当神社境内地の山頂には鎮護国家の祈りの原点となる奥宮磐座が鎮まり、傍近の龍神社には八大龍皇神が鎮まられると同時に奥宮磐座を守護され、共に祈りの中心とされています。
故に、吉備津彦神社の主祭神・大吉備津日子命 (比古伊佐勢理毘古命)も、御神体山「吉備中山」の奥宮磐座を祭場とし天神地祇に祈りながら吉備国を平定し、国の平和と国民の幸せを願い続けたと伝わります。
古今和歌集には、「真金吹く 吉備の中山 帯にせる 細谷川の 音のさやけさ」とあり、「吉備」の枕詞である「真金吹く」の真金とは鉄のことであり、「吹く」は金属の精錬時に風をおくる様子を表しています。
良質で豊富な鉄と高い技術を有した豊かな吉備国の和鉄文化や備前刀の守護神として、当神社では金属の神・金山毘古神もご奉斎しております。
主祭神の大吉備津日子命は第七代 孝霊天皇の第三皇子で、武勇の誉高く、第十代 崇神天皇の御代に大和朝廷の命により四道将軍として吉備国平定のため遣わされました。
大吉備津日子命も古よりこの地の信仰の原点であり中心である吉備中山に鎮まります奥宮磐座、八大龍皇神をはじめ天神地祇に祈りながら、鬼神と称されるほど強い吉備の冠者・温羅命との激しい戦いを経て、吉備国を平定されていきました。
平定後も大吉備津日子命は吉備中山の神々に国の平和を祈り、国と民を深く愛して国を治められました。
その後、大吉備津日子命、温羅命は共に神として祀られ、今もなお国の平和と国民の幸せを守り続けられています。
昔話「桃太郎」は吉備国平定の際の大吉備津日子命と温羅命の戦いが基になっているといわれ、当神社は桃太郎伝説発祥の地と伝わっております。
平成30年(2018)には、日本遺産『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』の構成文化財の一つに認定されました。
古の信仰と祭祀の場である奥宮磐座を有し、金属の神を奉斎し、主祭神・大吉備津日子命の御神徳こそ、当神社がこの地の信仰の中心であり、吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地といわれる所以でございます。
江戸時代においては、当神社は備前岡山藩主・池田家からのご崇敬殊に篤く、参詣をはじめ社領の寄進、社殿の再建、数々の奉納品があり、境内には輝武命(池田恒興公)・火星照命 (池田輝政公) がお祀りされております。
輝武命には御神刀『輝武真改』(国指定重要文化財 太刀井上真改) が延宝六年、当時の備前岡山藩主・池田綱政公により奉納されております。
大吉備津日子命が鎮護国家を祈られた正に国の礎となる祈りの場である御神体山『吉備中山』奥宮磐座を有するが故に、池田家の歴代藩主もまた自らが治める国の平和と繁栄を当神社に願ったことがうかがえます。
吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地と伝わり、岡山藩主・池田家が崇敬された備前国一宮 吉備津彦神社の主祭神・大吉備津日子命に奉納された大太刀が『桃太郎祐定』(桃祐) です。
備前刀の名工であり備前岡山藩工・上野大掾祐定が寛文6年(1666・江戸時代)に作刀、岡山藩士で剣術家の茨木安太夫により奉納されました。
備前長船刀工の筆頭格である上野大掾祐定の類稀なる高い技量が大いに発揮され、「奉寄進於當國一宮大明神者也」と銘が刻まれた桃太郎のモデルといわれる大吉備津日子命へ奉納された正に日本一の桃太郎に相応しい大太刀です。
大太刀は直刃の焼き出しに始まり、四つずつ連なる互の目から大きく湾れ、そして直刃へと変化します。
光に照らされると映し出されるのは、奉納刀に相応しい「神心乱」と称される刃文です。直刃は真っ直ぐな神の御心、乱刃 (互の目と湾れ) は乱れた人の心を表し、御神力によって人心を平らかにするという平和への祈りが込められていると伝わります。
「桃」は古事記において、伊邪那岐命が黄泉国から逃げ還る折に桃の実によって難を逃れることができたことから「意富加牟豆美命」という御神名を授かり、魔除け・災難除けの象徴とされております。
祐定の「祐」は、神の助けという意味をもちます。
桃の神の助け「桃祐」の所以でございます。
桃太郎のモデルといわれる大吉備津日子命へ奉納された御神刀『桃太郎祐定』 (桃祐) は、平成31年(2019)に岡山県指定重要文化財となり、現代においても桃の神の助けとして人々を守る御神刀 (御守刀) としても現存しております。
吉備津彦神社の御田植祭 (岡山県指定重要無形民俗文化財) では、大吉備津彦命に奉納された『桃太郎祐定』と温羅命に奉納された『王仁丸祐定』(王仁祐)が二振り合わせて、陰陽の大太刀『桃神剣祐定』(桃祐王仁祐)として祝詞で奏上されます。
合わせて、天照大御神を皇祖神とする日の御子・大吉備津日子命と温羅命が共に除魔退鬼と五穀豊穣をはじめとする人々の幸せを祈願する『備前國一宮桃太郎神楽』が浄闇の中、厳かに奉納されます。
吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地と伝わる吉備津彦神社では、斎行される全ての神事において、神様のご神徳と御神刀に込められた御神威をもって国の平和と国民の安寧を今も祈り続けております。
お知らせ
岡山市指定重要文化財
吉備津彦神社 随神門
保存修理工事起工記念
奉祝 御朱印守 初穂料500円
第一回随神門工事見学会初日の令和8年2月14日より体数限定にて頒布いたします。
令和8年の年回りの祈願はお済ですか
※お早めにご祈願される事をおすすめいたします。
- ◆ペットを連れての御参拝や
境内地の散歩についてのお願い - ペットを連れての御参拝や境内地での散歩は、清浄な御神域につき、ふん尿等の被害による感染症などの拡大防止やペットが苦手な方への配慮のため御遠慮くださいますよう御協力をお願い申し上げます。
- ◆開閉門時間について
- 閉門時間を過ぎてから駐車場の無断使用や境内敷地内や参道石段への座り込みなどが多数見受けられます。
午後6時閉門から翌午前6時開門までは、境内は座込み等禁止や駐車場は無断使用禁止となっております。
場合によっては、警察の方にご協力をお願いしてお越しいただくこともございます。
開閉門時間をお守りいただき、皆様方が清々しくご参拝いただけますようご協力をお願い申し上げます。
- ◆その他
- 今後の推移により対応を変更することもございます。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
詳細につきましては、受付までお問合せください。
お問合せ等は、午前9時から午後5時までにお電話にてお願い
します。℡ 086-284-0031
吉備津彦神社 宮司 守分清身
吉備津彦神社へ
ようこそ
Welcome to Kibitsuhiko Jinja.
当神社は背後の吉備中山に
巨大な磐座・磐境を有しています。
皆様の平穏無事と弥栄を見守り続けてきた神域は
鎮守のやすらぎの柱として、
今なお皆様のいのりとともに守り継がれています。
ご祈祷・お祝い事のご案内
人生の節目・お祝い事・一年の始まり等には、大神さまにご報告をし、今後の幸せをご祈願しましょう。家内安全・交通安全・安産祈祷・初宮詣・七五三詣等、諸祈願お受けいたします。詳細は受付にお問い合わせください。
神前結婚式のご案内
婚礼の儀式は神々の「むすび」の力により人と人を結びます。 夫婦の和を祈り、契りを結ぶ婚礼の儀式は神話の時代より受継がれる日本人の心です。









